民泊の内装やインテリアはどこまで豪華にするべき?

民泊インテリア

民泊の内装やインテリアはどこまで豪華にするべきなのでしょうか。

豪華な内装にしないと、お客さまは入らないのでしょうか?

持ち家やテナント(スケルトン物件)では、自由にカスタマイズができるので、どのような内装にするべきか悩むオーナー様も多いと思います。

この記事では、民泊の内装やインテリアはどこまで豪華にするべきかをテーマにお伝えします。

この記事を書いた人

Tomoka Kishi

民泊清掃やステージング経験を元に、2018年より民泊写真撮影やインテリア企画に携わっています。インテリアデザイナー有資格。IT起業経験もあり、民泊撮影サービスSpace Photoにてブログを運営中。

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インテリアのことを考える前の大前提として、予約の入る民泊を目指すには「好立地」にあることが条件となります。

シンプルな内装でも立地が良ければ稼働率は上がりますし、逆にどんなにゴージャスな内装にしても周辺に観光地もなく不便な場所にあれば、集客には苦労することになります。

好立地にある民泊とは、

・観光地(観光名所)に近い
・最寄り駅が近い
・空港や主要都市駅の沿線沿いにある
・近隣の環境が良い

などが、挙げられます。コンビニやスーパーマーケット、コインランドリーなどが近くにあれば、更に良い条件といえるでしょう。

外国人のお客さまを迎え入れる部屋として、日本らしい内装にしなければいけない、和室と布団にしなければいけない…などの決まりはありませんし、”こういうインテリアの部屋だから、予約が入る”というのは存在しません。

2023年の年末に当社で撮影した民泊は、シンプルなインテリアで日当たりもあまり良くない環境でしたので集客を心配していたのですが、後日オーナーさまにお伺いしたところ今年の春には単月で100%稼働率となったそうです。
こちらの民泊は東京の羽田空港沿線の駅から徒歩5分という立地です。

あくまでも立地が良いということが条件になりますが、
特別豪華な内装でなくても、
シンプルで清潔感があり、オシャレにまとまってい
部屋であれば、稼働率が非常に高いお部屋を目指せるということになります。

良いインテリアに仕上げる理由

新型コロナが落ち着いた現在、民泊の新規オープンが増えて競合がたくさんいます。民泊はエアビーなどのサイトからの集客が100%となるため、第一印象を良くしておかないと、やはりプレビュー数(アクセス数)が増えません。

まずはクリックして見てもらうために、ある程度”映えるインテリア”や物件の個性が必要になります。

そして何より、良いインテリアを作り上げることで
高い宿泊費を設定でき、良いお客さまを呼ぶことができます。

また、ゲストにとっては「貸し主(ホスト)がどのような人なのか?」というも重要なポイントです。
民泊に対してどの程度きちんと取り組んでいるか?おもてなしの姿勢はあるのか?などは、部屋の雰囲気を通じてホストの人柄はなんとなく伝わってしまうものです。
これらは予約する決め手になったり、宿泊後のレビューにも影響を及ぼします。インテリアや部屋のサービス内容を通じて、ホストの人柄・おもてなしの姿勢を伝えていくことができます。

「映え」ポイントは必要!

海外のインテリアは息を吞むような素敵な内装が多いですが、コンパクトなお部屋が多い日本の物件ではどうしてもインテリアはこじんまりした物になりがちです。海外と比べると、部屋のスケール・窓の大きさの違い・建具の違いなどがあるので、どうしても限界はあります。

他の民泊との差別化をしたい場合には

・壁紙をカラフルにする
・個性的なアートポスターを貼る
・カラフルな色の家具やファブリックを取り入れる

など、数あるリスティングの中から「すべての内容を見てみたい!」と思えるような工夫を凝らしていきましょう。

インテリアの費用はどのくらい掛かる?

比較的安い価格帯の商品を導入した場合で、家具・家電を合わせて、大体その部屋の平米数=平均的な予算と考えておくと良いでしょう。例えば、1K20㎡の部屋なら20万円くらいという計算になります。

1K20㎡シングルルーム(ゲスト2名定員)の例をあげてみます。

項目金額
ダブルベッド(寝具含まず)フレーム¥25,000
マットレス¥20,000
2人掛けソファ¥30,000
テーブル¥10,000
照明¥15,000
テレビ¥25,000
冷蔵庫¥30,000
電子レンジ¥10,000
洗濯機¥30,000
合計¥195,000

実際にはこれらにプラスして、こまかい備品や清掃用品などいろいろな物を揃えますので、民泊の立ち上げ費用は数十万円以上は掛かります。リーズナブルでおしゃれな家具や、中古品などもうまく活用すれば初期費用を抑えることができそうです。
ただし、安いものは安いなりのチープさも出てしまいます。すべてを高級家具で揃える必要はないですが、ベッドやソファを高級にしてテーブルや照明は低価格のものを使うなど、バランス良く取り入れていきましょう。

まとめ:民泊の内装はどこまで豪華にするべき?

民泊の内装はどこまで豪華にするべき?というテーマでお伝えしました。

ゲストが良い思い出を作れるように、素敵なインテリアで迎えたいですね!

当社では民泊のインテリア企画のサポートと写真撮影を行っています!
予算に合わせた家具提案や、部分的なインテリア改善策などもご相談に応じています。
ぜひお気軽にご相談ください。

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